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消毒用エタノール
「太公望師叔……」
「よ、楊戩、いきなりどうしたのじゃ」
「わかりますか、ここは裏サイトですよ」
「そ、そうじゃな……なんだか周りが暗いような……」
「そうです。そして封神演義最大のやおいクラスタといえば?」
太公望は顔を赤らめる。
「よ、……楊太じゃな……」
楊戩はフフっと笑った。
そう、楊戩x太公望。これこそ、コミックマーケットを埋め尽くした封神演義王道カプ。
天化総受け、聞仲x飛虎と、さまざまなライバルを前にして、ついぞ消えることのなかった覇者である。
「つまり、ここでは何を求められているか、わかりますね?」
「ま、待て楊戩。このサイトがなぜできたか知っておろう?」
太公望は口をパクパクさせ、手を前へ掲げた。
「ええ。さく●ガの企画サイトですよね?」
「そうじゃ!管理人はしがないライター!ここで あ~ん♡ をやってしまえば、管理人の連載も打ち切りじゃ!」
楊戩は、笑顔をさらに大きくした。
暗闇に白い歯だけが浮かんでいる。
「僕がそんなこと、気にすると思います?」
「あーっ!!!!!」
悲鳴は管理人のものだったか、太公望のものだっただろうか。
翌日、太公望は泌尿器科へ向かったという。
その後の楊戩については、史実には神仙になったと残されている限りだ。
ただし この話の続きが史実と同一とは限らない 導はなくなったのだから
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